いくのパークについて ABOUT

ごあいさつ

はじめまして!

この度は「いくのパーク」(本名:いくのコーライブズパーク)の
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

「いくのパーク」は、2023年5月から順次開業しています。

飲食店をはじめ、イベント・スポーツ・アートなどだけでなく、
教育や福祉の機能も持つ複合施設です。

「いくのパーク」は
ただの複合施設じゃないんです!

複合施設といわれると、ショッピングモールなどをイメージしませんか?
ですが、いくのパークはいわゆる「複合施設」ではありません。

私たちにとって、いくのパークは「多文化共生の拠点」なのです。

多文化共生の拠点というと、ちょっと難しく聞こえるかもしれませんよね…

簡単にいうと、どんな人も、国籍、性別、年齢関係なく集まれて、困っていることを解決したり、やってみたいことを一緒に取り組んだり、そういう場所をイメージしてもらえるといいのかなと思います。

じゃあ、どうしてそれが生野区なんでしょうか。

生野区でいくのパークをはじめるストーリー

生野区って課題先進自治体なの?

実は意外と知られていないのですが、生野区って外国人住民の比率が全国1位であり、約60ヵ国もの外国籍の方が暮らす街なんです。

多様な国籍の方が住んでいるから、素敵!いいなあ!と言いたいところですが、そんなに簡単じゃないのです…多国籍・多文化だからこそ抱える子育て、教育、住居、就労などの課題があります。

それらが点々と、それぞれに広がっているので、街が一つになって課題解決に向けて取り組みにくい現状があります。

歴史ある学校跡地だからこそ

大阪コリアタウン(御幸通商店街)に隣接する御幸森小学校が、2021年3月に廃校となりました。

御幸森小学校は1924年に設立され、約100年もの歴史がある小学校でしたが、2019年には1学年1クラスという単学級が増えていることから、廃校が決まりました。

この御幸森小学校では韓国朝鮮にルーツを持つ子どもたちが多く、大阪市初のユネスコスクールでもあり、世界各国の様々な文化を学ぶ『多文化共生教育』に励んでいました。

地域の課題解決×多文化共生

いくのパークが生野区で開かれる理由が分かっていただけたかと思います。

課題の山積する生野区で街の課題を解決したい、『多文化共生』という言葉を御幸森小学校から受け継ぎたい、それが「いくのパーク」なのです。

そしてそれは、私たちの「誰もが暮らしやすい全国No.1 のグローバルタウンへ!」という目標に。

ところで「いくのパーク」って名前はどこからきたの?

ようやく名前の由来についてお話しようと思います。
「いくのパーク」は通称で、本名は「いくのコー・ライブズ・パーク」です。

コー(CO)『ともに』生きていくこと。
ライブズ(LIVES)尊厳を持つ『人』であること。
パーク(PARK)開かれた『場所』であること。

私たちが大切に、大切にしたいこと。

日本人や外国人という枠組みではなく、誰もが住みやすい街にしたいという強い想いからこの名前は生まれました。

誰が運営・管理?

珍しいと思われるかもしれませんが、地元のNPO法人と企業の「共同事業体」で施設を運営・管理しています。

一つは、“多文化共生のまちづくり拠点の構築”を目指す「NPO法人 IKUNO・多文化ふらっと 」、そしてもう一つが、“食を通じたまちづくり”に取り組む「株式会社RETOWN」です。

企業とNPOがタッグを組むことで、それぞれの持つ強み・ノウハウ・ネットワークを活かし、共同事業体として事業を行いながら、多文化共生と地域活性に同時に取り組むことができます。

IKUNO・多文化ふらっと代表 森本宮仁子

姿や言葉、生活文化が違うと、独りぼっちな気がして不安になるから、
似たもの同士が集まることで安心を得たりする。
けれどそれは、やっぱりどこかで“心細い”と思うのです。

悲しいときには泣いて、嬉しいときには笑う。
「ここにいる“私”」が“私”のままで、安心して精一杯、自分を発揮できる、当たり前の人間関係ができる場。
“心細さ”が“心強さ”に変わる街を私たちは創りたいのです。
“違う”ことは“豊かな”こと。
「私は、ここにいて良い」、「あなたは、ここにいて良い」
「あなたがいるから、ここは素敵!」、「私がいるから、ここは素敵!」

そんな“いくのパーク”の実現をめざして。それが生野区発の、共生のまちづくり。

株式会社RETOWN代表 松本篤

はじめまして。

大阪市生野区にある「御幸森小学校跡地」を活用する共同事業体の一員として参画しています株式会社RETOWNと申します。

公募前からの地元の皆様へのヒアリングで、学校のグラウンドを地元にひらかれた公園にしてほしい、との声や青空の下でBBQができるようにしてほしい、市民農園をつくってほしいなど、様々なご要望を参考にしながら事業計画を創ってきました。

この施設自体は、大阪市と20年の賃貸借契約を結んでいて、「災害・避難所機能」「地域コミュニティ機能」「多文化・多世代共生、新しい学び機能」を持つ、御幸森小学校跡地活用事業として運営されます。

約60カ国の方々がお住まいになる多様性溢れる生野の街で、多文化共生の暮らしを実現するための拠点、地域の特色を活かした多様な食文化を通じたまちの活性化の拠点として御幸森小学校を「いくのパーク」として生まれ変わらせるために。

御幸森小学校跡地活用事業に至までの経緯

  • 2017年1月

    生野区西部地域学校再編整備計画により、12小学校・5中学校を4小学校・4中学校に統合再編が決定

  • 2021年3月

    大阪市立御幸森小学校(大阪コリアタウンに隣接)の閉校

  • 2021年9月

    学校跡地の公募型プロポーザルの実施
    ⇒「株式会社RETOWN」と「NPO法人IKUNO・多文化ふらっと」との共同事業体が選定。

  • 2022年4月

    共同事業体による学校設備等の改修および跡地活用の開始

運営・管理

「誰もが暮らしやすい全国No.1 のグローバルタウン」をめざした
“まちづくり”にチャレンジしています。